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愛されぬ君、 凪と月夜の渦、 嗜みの仮面は意味を捨てられずに、 遠く碾く影が眠る大穴、 忌むエヌを見つけたが。 罪の無い見識を寝過ごし、 シータにて推敲の時を経て、 余剰の愁いも気急に咲く、 二兎が盗る草熱れ。 乞う雌滝、 長閑な字も頸の根まで託つ。 こむら返る葉も世の常に会い、 停まり白む懺悔にて、 媒介の名を心得よ。 宣言の下で嗤う検閲者は、 空に隕ちた星の名も知らないで、 二進数の和が見せるこの景色を、 今直ぐ立ち去れ。 形の無い憾みや妬みも、 恣意たる名前が付いて仕廻うのに。 吐息を決く由来も威儀も花柳に曝されて、 綴りとフェイブルは泣きじゃくるかと諮う。 ともすれば執刀も逸うから。 事勿れが足を掬う暁、/因循姑息のバイアス、 影印の雨跡に花を。/未知数が指し示す。 澱の意味を知る果て、/天誅! 跳梁は仮、 機微すら辿れないのなら、/誘うは諱、 捲土は枯れて死に至るでしょう。/飛び去った影はかく語りき。 意趣が御寝んなる栖さえ、 未熟ばかりで満ち濔ちる見えぬ色紙点、 外軌を征くレンマを祓い、 軋む声も歪んで届く。 (日向 怪異 意識 山肌 今 名 宇 梅花 支配下 蛾 一意 萩 意味 台座 葉 徒花 差 亜 期待値 怠惰 西日 矢 瓦解) 聢と機を絶つ謂れが、 静寂にも身を隠しても、 暦の下に溺れないで! 鋒が刺す美しき物も、/紅葉も徒然なるままに、 伝を覆す悍ましき物も、/孰れそこに咲くはずの花、 遠く夢幻となる画面を背にして、/誰かと誰かの消えゆく過ち、 思い出すのは、いつも──。/全てあなたが──。 炯々たる滅私を降り続く澪、 逆巻く鳳凰の探春も、 冷罨欠く標本すらもパスティーシュを想い、 高らかな疳性などはあなたの所為で。 追随者が終焉に立つ所以なら、 それは軸の無い 磉態錯です。