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掻き出した自己を溶かし、 幾度も声を枯らして、 目に見えぬ菱喰らが、 不可思議を啄むの? 描かれた他己は揺らぎ、 幾許か意思が抜け出し、 音の出ぬ山翡翠らは、 何に怯えてるの? 絣の示唆、詩を詠む者が、 「来日有り。」と、 投げ出さないで! 石化した身体を押し続けて、 盲愛に唾を吐いた。 水を得る者を咎めた跡に、 何が残っているだろう? 吐き出した思考を見て、 /蕗の菜の、 私には何も出来なくて、 /理を解す者ならば、 味のせぬ黄鶲らが、 /傀儡は、 解を導き出すの? /感情の瀬で喧騒く。 捨てられた言葉を見て、 /月の音に、 貴方にも刃を折り飛ばし、 /適う道徳も無く、 匂いもせぬ箆鷺らが、 /偏愛は、 何に杭を打つの? /定数の輪廻となる。 霞が嘆く、「貴賤は書のみ。」と、 /他人を哀れんだ意図を、 行い得ずは、愚慮に従え! /己が為だと思う勿れ。 石化した身体を押し続けて、 /悲劇的なる事も、 昔日に毒を吐いた。 /恨まれるべき事も、 反駁する者が消え去るのは、 /終わりを求め盲目となる。 全て衆愚の所為です。 /全て衆愚の所為です。 片の手を濾す船乗り場、 阻む者、黒く染まる月。 108の損傷に取り残された儘、 宛先は無く。

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2024-12-18(ver.1470)

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