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刻まない壁掛け時計、 デンチを取り出し、 乱雑で溢れたエントロピー、 中身のモノを探り取り、 どうにか入れ替えてみたけれど、 秒針は止まっていた。 いつの間にか陽が沈んで、 やむ終えず覗いた、 秒針は動いていたけれど、 丑三つ時になっていた。 たわむれに書いた傘は折れて、 待ち合わせ場所で待つ、 あなたの為に書いた手紙が、 指先に触れました。 むせ返る様な甘い視線、 向けてほしいのに、 その見返りを求めるには、 相応しくないことばかりする、 病んだこころが突き動かして、 無造作に増やしてみた。 飛ばされる白い声など、 理解できないのに、 目に入り込んで混ざり込んで、 視界が涙でにじむ。 あなたの為に書いた手紙が、 待ち合わせ場所で待つ、 たわむれに書いた傘は折れて、 全てそちらの所為です。 たわむれに書いた傘は折れて、 待ち合わせ場所で待つ、 あなたの為に書いた手紙が、 指先に触れました あなたの為に書いた手紙が、 待ち合わせ場所で待つ、 たわむれに書いた傘は折れて、 全て███の所為です。 針が光っては瞬いて、 からだへ刺し込まれた。