穴の空いた言葉で、 思考をしても告げられず、 不確かな調べを、 次々と破棄してゆく。 穴の空いた言葉で、 火を鎮めることは出来ず、 不安定な物は、 姿見を覗いていた。 一議に及ばず、 枯れました。 篠突く雨が降り、 傾いた斜め十字、 斧を掲げて淵に入れば、 軽視されて、 身を投げるのでしょう。 穢れた夜を知り、 花咲いた丑三つ時、 右も左も判らない儘、 死に絶えるでしょう。 全て無意味な所為です。 穴の空いた視界で、 其のオアシスを探しては、 引き際を忘れて、 戻れなくなるのでしょう。 穴の空いた視界で、 世界の端をそっと見る、 暗闇の先には、 海だけが続いていた。 暖簾に腕押し、 待っていた。 エントロピーの増加が停止し、 時計の針は静止をしていた。 滴る水が、 ただ揺らいでいた。 篠突く雨が降り、 傾いた斜め十字、 斧を掲げて淵に入れば、 軽視されて、 身を投げるのでしょう。 穢れた夜を知り、 花咲いた丑三つ時、 右も左も判らないなら、 前進を止め、 すぐ去りましょう。 全て▇▇▇な所為です。