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暮れる夕焼け、 また描いていた、 眠りゆく街、 絵筆を滑らせ、 見知った足音、 映した気色が、 私を呼んで。 楓に染まる。 水面に揺れる二人の影が、 甘い声に照らされる。 そんな空想を指し示す点を、 赤い糸で結んで。 手を繋いで走って惑わされて、 ベクトルの揃った足跡踏みしめ、 雨音が響く、 小道を駆け抜ける。 夢の続きで。 風が転がる音がした、 窓を開けて、 「綺麗だね」って呟いた、 ずっとあなたと番いでいたくて。
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暮れる夕焼け、 また描いていた、 眠りゆく街、 絵筆を滑らせ、 見知った足音、 映した気色が、 私を呼んで。 楓に染まる。 水面に揺れる二人の影が、 甘い声に照らされる。 そんな空想を指し示す点を、 赤い糸で結んで。 手を繋いで走って惑わされて、 ベクトルの揃った足跡踏みしめ、 雨音が響く、 小道を駆け抜ける。 夢の続きで。 風が転がる音がした、 窓を開けて、 「綺麗だね」って呟いた、 ずっとあなたと番いでいたくて。