: 7283
: 503
夏が過ぎていく 灰色の季節が 閉じ込められたまま 繰り返すだけ もう 届かないから そっと添えた小さな 青が僕の背中を 追いかけた。 音 その音のこと あなたなら きっとまだ解るのだろう 鼓動 ここなら そう どこまでも 続くのさ 忘れられるまで! 消えない でも 見えない それでも、ああ 誰かが遺したあの歌の 伝える言葉が 嘘だとして 流れる熱は 変わらないから。 雨が過ぎた朝 どこかの神様が 確かめていたから 繰り返すらしい 「まだ届かないかな」 そっと零した小さな 言葉 なぜか重ねて書いたんだ 音 この音 聴こえなくていいの きっとまだ判らないだろう 覆う心は そう 俤が 積もるのさ 忘れないでいて! 知れない でも 癒えない 叫ばせて ああ 僕らが遺したあの歌の 伝えた言葉が 嘘でもいいんだろう? 世界は 変わらないから。 消えないでいて 見えないでいた それでも 消えない でも 見えない それでも、ああ 誰かが遺したあの歌も 消えない でも 見えないんだ それすら嘘と 言ってくれよ 消えない でも 見えない それでも、ああ 誰かが遺したあの歌の 伝える言葉が 嘘だと判ってた それでいいんだよ 世界は 変わらないから。