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手綱を切った音が、 脳に焼き付いて、 消えなくて。 沈むように、 堕ちるように歪んで、 神に願うのでした。 揺らめく花と、 明日を見る君を。 歩いていた。 がらんどうに薄れて、 静かに崩れるのです。 きらめく星に、 名を付ける者も、 死に至って、 叩かれて溶けて逝く。 誰の所為なのでしょうか? 手綱を切った音が、 脳に焼き付いて、 消えなくて。 沈むように、 堕ちるように歪んで、 明日を願うのでした。 擽る若き心、 殺しあったあの日の事も。 見えぬように、 証拠を隠し続け、 檻に籠るのでした。 手綱を切った音が、 脳に焼き付いて、 消えなくて。 沈むように、 堕ちるように歪んで、 明日を願うのでした。 擽る若き心、 殺しあったあの日の事も。 見えぬように、 証拠を隠し続け、 檻に籠るのでした。