遥か逖く濫觴より湯々と流るるは いつか聞いた旋律の余波、夢路と宣う。 あなたがくれたものと、失ったものを指折り数えて、 嘘で固めた心にさらば 逖退く。 嗚呼、何度目の夏か。 もうすぐそこまで来ている、 長雨眺め、後戻り出来ない季節が。 風に盗られた声であなたの名前を何度も號んだ、 端から叶わない恋なんてもう要らないよ、 でも誰かの優しい声がするから… 無意味でも進み続けます。 永遠の雨降り続ける交差点の真ん中 傘を抛って、終わりが来るのを待つ。 今なら泣いているの誰にも気付かれないよね… 私が消えたらまたあなたは咲ってくれますか…? 記憶さえ融けて面影も消える頃、 本当の幸せなんてもう孤独私には意味がないでしょう。 不確かなままで描いた ともすれば私は嘆く。 たとえ声が届いたとしてもあなたは咲わない。 さよなら、 END?