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明らかな恨み節、 前途遼遠で後退り。 横着した楽園に、 天罰が下されるので。 顰蹙を買うだけで無意味な、 片手間の慰み。 細やかな呻き声、 後ろめたさは向かい風に。 暗い夜道の水溜まり、 夕刻を残して去る。 お互いの事を知らぬ儘に、 只管に仇を討ち。 見境もないほどに傷を負う、 手遅れを忘れたから。 世迷言が芽吹き、 無口な月は夜の帳。 見上げた星は揺らめき、 自愛の心は知り臓器。 街明かりが一つ彷徨えば、 現世の死の淵。 逆さまに逆らえば、 等しい意思の事実に問う。 時間はもう藻抜けの殻、 童たちは世を渡る。 見境もない程に傷付き、 只管に仇を討ち。 お互いを互いに知らず内に、 全て自己満足です。 見境もない程に傷付き、 只管に仇を討ち。 お互いを互いに知らず内に、 全て自己満足です。