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擬態の声の向こうの、斜光混じりの上書きが。 不快な悪意に晒され、手を伸ばし狂えども尚。 姿変える怪異は、期待すらあらず儘。 誰も望まぬ真実を、此方に告げてくる。 救いの無い事や、人智を超えた事も。 抱え続けていた、罪悪感では。 永続する日々に、楽しみはなく。今日も夢日記に縋り付く。 私は贋作なので、オルター・エゴでした。 それは既に価値の無い物、未だに消えず儘。 古刹はもう手に負えず、身勝手にも安堵をする。 目標のない愚者は只、時勢にまた飲み込まれる。 知らない記憶は今も、不意に邪魔をするから。 孤独を感じていたのは、全て誰かの所為? 灯る篝火にも、明日が見えなくとも。 自我が不安定で、解らなくても。 玉兎に狂わされ、相も変わらず。やがて消える4x4=16。 私は贋作なので、オルター・エゴでした。 それは既に価値の無い物、未だに消えず儘。 崩れた時には。もう戻れない。 誰も気が付かずに、飛び降りていた。 深層心理達が、斯く語りき。 私は贋作なので、オルター・エゴでした。 それは既に価値の無い物、未だに消えず儘。 私は贋作なので、オルター・エゴでした。 それは既に価値の無い物、未だに消えず儘。 全てあなたの所為です。