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嗚呼、遍く夢の中で、只そこに在るが儘の、その記憶は? 嗚呼、遍く夢の中で、行く末を阻む、その魂は? 嗚呼、遍く時の中で、憚られる事のような、その真意は? 嗚呼、遍く時の中で、杜撰さとも取られる、その管理は? それは血を流した、鳥の様だった。 瑞夢と言うには名ばかりな、継ぎ接ぎの夢を見る 夢から覚めてはあまりにも、似た景色が広がる。 嗚呼、遍く此の世の中で、学徒を嘲笑い、去る、その悪夢は? 嗚呼、遍く此の世の中で、巣食う者共達の、その対処は? 嗚呼、遍く心の中で、善意を蝕む程の、その正義は? 嗚呼、遍く心の中で、他人を欺く者の、その末路は? それだけは維持した、型の様だった。 瑞夢と言うには名ばかりな、誰かの白昼夢。 夢から覚めないあの日から、操られてるのです。