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成すが儘に植え付けられて、 逃げ道の場所を探し続ける。 朦朧とした意識の中、 我を忘れるのです。 形を留めぬ亡骸が、 乱雑な文字で手紙を綴る。 泣けど喚けど届きはせず、 意味を成さないのです。 酔いが醒め、 戻れなくなり、 憂いを拵えました。 それは是非を問わぬ鉤爪で、 浮世は夢と存じます、 沙汰に魘されど道は崩れ、 未だ喧しいのです。 それはポリュビオス換字表が、 混晶にうな垂れる様で、 鏡合わせの道は繋がり、 抗うことは無いのです。 砂を噛まし傷つけられて、 弁償の対価に牙をむける。 手にしたものは一夜の後、 害を及ぼすのです。 応報を残した劇物は、 存在することもできずにいる、 透歯の桶で水を掬い、 偽善と知るのでした。 巻き戻し、 柵を断ち、 耐えられなくなりました。 それは是非を問わぬ鉤爪で、 浮世は夢と存じます、 沙汰に魘されど道は崩れ、 未だ喧しいのです。 それはポリュビオス換字表が、 混晶にうな垂れる様で、 鏡合わせの道は繋がり、 抗うことは無いのです。 引きずり方を、 思い起こしてしまいました。 全てあなたの音です。 それは是非を問わぬ鉤爪で、 浮世は夢と存じます、 沙汰に魘されど道は崩れ、 未だ喧しいのです。 それはポリュビオス換字表が、 混晶にうな垂れる様で、 鏡合わせの道は繋がり、 抗うことは無いのです。 引きずり込まれ、 思い出せずにいるのですが、 可能性は無いのです。