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嘶く影の様に、 模る街、 憚る日々。 宛ら未だ陶酔する、 歴と阻む零雨。 偶像と為りし者、 醜い亡き者は跋扈し。 誑かすのは、 日陰者と、 恙無い傍観者。 綻ぶ鳥居は然も、 淘汰された、 ただ凋落の一途。 赫灼たる明光は消え、 全てが終わりました。 囁く声の様に、 擬う齟齬、 叢がる意図。 宛も未だ狼狽する、 目下に潜む隘路。 傀儡と為りし者、 虚実に踊らされ安堵す。 邂逅するは、 欺瞞に満ちた、 揺るがない共犯者。 轟く吐息は然も、 謳歌された、 ただ凋落の一途。 赫灼たる月光は消え、 全てが終わりました。 綻ぶ鳥居は然も、 淘汰された、 ただ凋落の一途。 赫灼たる明光は消え、 全てが終わりました。