線路沿いに在る空き小屋では、 声が届かぬと言うもので、 退化を繰り返してみて、 生を成すという物なのですが、 子供騙しの陽炎たちは、 問いが砂漠に響いている、 由緒正しき人形は、 対を求めては泣きじゃくるので。 何時かは姿を隠してしまうけど、 そんなことですら美しく思えるのです。 私が探すものとは、 擦ぞられたエフェですか? いつも通り夜が明けては、 潰えてゆくのでしょう。 赤色に光る魚の目が、 崩れ落ちては息を呑んで、 親を忘れた燕らが、 海に溶けてゆく様を見ていた、 偶像崇拝妄信者の、 血液と化す電気回路、 何れは溶けて消える筈、 ても揺れて浮いて壊れていくの。 信じた鎖の期限は昨日まで、 対を成す双の時間軸を切るのでした。 私が探すものとは、 擦ぞられたエフェですか? いつも通り夜が明けては、 潰えてゆくのでしょう。 気が付けば暗闇に、 閉じ込められている、 出口は無く、 只、 何も出来ない儘で。 静寂を求めている。 後悔と共に歩いて、 秒針の音は、 茹でられた蛙の名残です。 私が探すものとは、 擦ぞられたエフェですか? いつも通り夜が明けては、 潰えてゆくのでしょう。 私が探すものとは、 擦ぞられたエフェですか? いつも通り夜が明けては、 潰えてゆくのでしょう。 全て意味の所為です。