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絡まる音で電池が混ざって、 屋上の奥から手前に見る音、 廃れた通学路、より後ろで、 鈴の囀りがあなたを呼んだ。 小さな身長で、 鎌を持った、 猫が覗いていたので、 旨そうな料理あげて、 声を掛けてみるのです。 するりとした滑り、 自我を持つ不協和音、 スカリと避ける足、 其処の町の鶴の鳴く音から、 出てくる者を人と思わないでください。 絵合わせのパズルのピースが合わず、 混ぜ合わせた既視的的メッゾフォルテ、 怨み言無しの味が染み込み、 天井無しの静寂に堕ちる。 強すぎた衝突に、 気づけずまま、 輝いているメモリが、 消えるような想像を、 抱え込んでいるのです。 視認性が悪く、 窓と窓が軋む音、 スカリと逃げる足、 高さおよそ八勺の人に、 絶対気に入られない様にしてください。 小さな身長で、 鎌を持った、 猫が覗いていたので、 旨そうな料理あげて、 声を掛けてみるのです。 するりとした滑り、 自我を持つ不協和音、 スカリと避ける足、 其処の町の鶴の鳴く音から、 視認性が悪く、 窓と窓が軋む音、 スカリと逃げる足、 高さおよそ八勺の人に、 二度とあなたは呪われる事はないのです。