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続く先は寂滅で、 手詰まりだと言うのですか。 落ちていった音がした、 倒れていた。 希死念慮の行く末に、 闇の中に辿り着いた。 厖大にある花束、 独りで、奇をてらう。 目が眩んでは、 息も絶え絶え、 己が身を如何に抛り出すか。 青ばむその御身も、 確かな膚合いも、 永永無窮とはいかぬもので、 忘れていくのでしょう。 無疵を求めていたら、 いずれも徒労に帰していた。 語り草となるモノは、 痛みと煩慮です。 傲慢さゆえ、 生き延びていた、 己が身はいつも傷ついていた。 頻りな幻聴や、 惨めな妄想は、 永永無窮に陥るもので、 ひどく魔障でした。 青ばむその御身も、 確かな膚合いも、 目を塞げばひとつも知らぬまま、 俗世に消えるでしょう。 謙虚、 人徳、 忍耐、 勤勉、 寛容、 節制、 純潔と称されて、 大罪は賛美と化していた。 十六夜、 立待、 更待、 晦をえてまた、 始めに戻るというのは、 全て貴方の為です。