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壊れたドアの裏、 一人、膏肓を数えていて、 零れ落ちた内臓は、 元に戻らないのです。 賭された真実が、 未だ、誰にも見えずにいた、 掴み取ったモノですらも、 次第に腐っていった。 寂れて朽ちる此の世の中、 憬れが目を背け、 物語の終止符の奥、 何かに惹かれていた。 湧き出した硬い水を、 一人、陶然と眺めていて、 瞞しの荒療治は、 終点を求めている。 譫言を重ねて、/嘘を描いた、 永く、正解を隠していた、/詞が鎔けていて、 彼の言葉も出鱈目で、 論っていました。 物語の終止符の奥、 幻と目を合わせ、 寂れて朽ちる此の世の中、 全て衆愚の所為です。 物語の終止符の奥、 幻と目を合わせ、 寂れて朽ちる此の世の中、 全て▼▲▼の所為です。 眼差しに囚われて、 正義は視得ているのか。