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これを名付けた誰かは、 誰に言われて動いたのか。 見えるを決めた誰かに、 アイは、ありましたか。 行うことを行うたらしめる、 それは、誰が決めたの。 君は、それを見るとき、 何が、そうさせたの。 その理は創られたのか。 小さなその感覚の、 そのひとつが光を吸い込んで、 意思を生み、 闇を生み、 孤独を捨て、 暗がりを捨て、 生を断行したのか。 君が名付けられた理由は、 誰が創ったのか。 見えたと思う君は、 なぜ生まれたのか。 その理(断り)は創られたのか。 小さなその電極の そのたくさんが波を喰らって 意味を生み、 神を生み、 不安を捨て、 不信を捨て、 命を断行したのです。 信じていたかった 誰も知らぬ感覚を 見ることのできぬ未知を 何もすることができるから どうしようもない私は、 捨てたものも多く、 気づいてしまったときには、 決断をしていた。