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息を吐く 白がはっきりと見えた 月明かりに照らされて 踊るよ僕は 幻想と一緒に 死ぬことを知らない僕は あわよくば、それがしたくなって 不安を抱えている形を持つ 幸せな自分を思い出してみた 空には星が浮かんで 心像と混ざり合う もとからのように 肉がある 僕がぼんやりみえる 風、よく吹くゆらゆらと 椅子が転がる不満げに すでにわかっているこの世のことは でも そむけられずにはいられない 外の空気、白くない なんでだろ 夜は灰 冷やく落ちるのに それには微量の恐怖 しがらみが押し寄せる 理解はできずに