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希望抱く変換が、渓流の発着場で歌う。 鏡映しの体積は、明らかな笑みであるが。 液状の根底には、原子たちの舞台が揺れ動く。 色の付いた数式すら、あからさまな言葉です。 螺旋状の天井により、 信じ難く、吟味が去る。 恐れていた縫い目の殻が、 網膜を視野に入れました。 私の自意識ですが、 葬るのはオームですか? 幾多の軋轢を生む、 空のペットボトルが。 現実をかき混ぜてる、白く点滅する支配者たち。 虚無感を蔑むのだが、 接続詞よる喜劇。 三角錐に似ている、心と鼠の宴の中で、 不必要な水没には、空気清浄機が泣く。 大きさを食べる鞄では、 弓を挟む、指の蛙。 糸の匂いがするカメラが、 反射光のテーブルを待つ。 私の自意識ですが、 葬るのはオームですか? 幾多の軋轢を生む、 空のペットボトルが。 風の金庫に問うダンボール。 特殊に見える水溜まりには、 核心を突くために咲いた、 裂傷なのか。 私の自意識ですが、 葬るのはオームですか? 幾多の軋轢を生む、 空のペットボトルが。 私の自意識ですが、 葬るのはオームですか? 幾多の軋轢を生む、 空のペットボトルが。 遡る時間ですら、 出会いと別れの流れを。 そして此の世にうまれる、 全てどこかの所為です。 どこにも行けず漂う、 雨水に身を任せる。 誰もが語った願い、 全てこれらの所為です。