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地平線上の心髄は、 痕残し、 尊き生命の息吹は、 減滅していく。 なんの意味があるのでしょう、 争いには? この寒さには? 荒れ果てた土の表面には、 何時かは花が咲くのでしょうか。 優美な鳥が青空を、 羽ばたいてく、 尊き生命の囀りが、 辺りに満ちている。 哀れだとは思いませんか、 争いとか、 あの寒さとか、 居なくなった万物達みな、 花咲く大地で生きるのでしょう。 断ち切られた美しさは、 我々を恨みもせず、 なだらかに息を吹き返して、 煌びやかに流れていく。 断ち切られた美しさは、 我々を恨みもせず、 なだらかに息を吹き返して、 煌びやかに流れていく。