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尋ねば抱く、 鍵の待つ茨の髄を、 常に並べ、 伏せて泳げと、 既に壊されていた。 そそのかす御廟は、 隔たりを持ち腐っていた。 その宵は飾りになぞり、 後を伝う。 重ね途絶える、 然れば声を持たざると、 業を為され、 無知に毒され、 得ずを常としている? 永劫にと語れば、 須く佇み 風に靡き縋っていた。 静謐為らず、 世迷言よ。 彷徨うばかり、 遷ろうことばかり、 故に染まった些事で薄まる 韻を求めて。 逃げ去った末路を歌うまで、 絶えず、 切り出す。 色に立ち伝う音は、 どうしてもどうしても 変わりやしない。 深く滲むまま、 昔日の祈りを追い返す。 探せば嘆く、 戸惑いと節を織り込み、 苦言を経た、 序詞に倣えば、 果てに宙を閉ざすだろう。 臨海のその手は、 二つの間違いを焼べてる、 どこから語ればいいのだろう。 善意の羽が 天高く空を羽ばたく、 矛盾から始まる調べが 故実の否定をする。 寵愛を受ければ、 邂逅と未知の下で 象りを事すると言う。 視界は崩れ、 交わる。 微かに燃える。 暗路の底にある。 つまり拭った傍まで迫る 声に飲まれて。 冷たい雨が土を刺した、 既に、 消え去る。 色に立ち伝う音は、 どうしてもどうしても 変わりやしない。 深く滲むまま、 昔日の祈りを追い返す。 「思慮」に飲まれ潰れて、 采配を待つのでしょう? 水な戸へ伝う白け花には、 「意志」が宿ると聞いた。 色に立ち伝う音は、 どうしてもどうしても 変わりやしない。 浮かぶ寄生の手は、 どうにも理解が出来ない。 たとえ解を得ずとも、 あなたは何時でも 赤く燃えゆく。 人が人と成る、 夢物語を見つめていた。