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綻んだ感受性を始め直す様に、 心の糸を固く結びつけた。 胸を覆う優しさ、 罪を忘れて、 私だけを傷つけたのに、 出鱈目を誘う調べ、 頭を撫でていました。 暈す紫紺と、 滑べやかな楓の花弁、 まだ芽吹きかけたままの、 気弱な彼女にいずれは咲く、 華を踏み荒らしてはいけません。 綻んだ感受性を始め直す様に、 心の糸を固く結びつけた。 胸を覆う優しさ、 罪を忘れて、 私だけを傷つけたのに、 出鱈目を誘う調べ、 頭を撫でていました。 暈す紫紺と、 滑べやかな楓の花弁、 まだ芽吹きかけたままの、 気弱な彼女にいずれは咲く、 華を踏み荒らしてはいけません。