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混ぜた筈の霰雪はまだ、 溶けることなど無く、 眼に映った黑いモノは、 捻じ回され死んで逝く。 「誰かを卑下した様な言葉、」 「届いてますか?」 「解りましたか?」 愛情なんて脆く壊れる。 噂󠄂でした。 その無数の細雪はただ、 降り積もり凍らせる。 姦佞邪智のあなたたちは、 濁っていた様でした。 「誰かを卑下した様な言葉、」 「届いてますよ。」 「解りましたよ。」 善悪の判断も付かずに、 よく生きたね。 匿名の刃物は喉を、 激しく刺し込んで來る。 「冗談半分の遊戯」が、 人を殺した。 匿名の刃物は喉を、 激しく刺し込んで來る。 「冗談半分の遊戯」が、 人を殺した。