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天よ差せ 弓の光を 惑う星 歪む河川よ 狂う針 午前2時過ぎ 静か 調が夜を謳っていた 相も変わらぬ空は 溶けそうで 悍しくって 止まぬ底 見えない今も 下る螺旋 無機質の味 空仰いで 灯火持って/嗚呼 狂い咲く 呑まれてく 藍を伝う 日が沈む/何もない 届かない 街を見てた 待ち望んでた/離れてく これがもう これが最期の光よ/最期の光 届け 届けよ濡つ光よ 懐う光はただ見えなくて 塞ぐ帳と幾千の陰 希えど沈む花が咲っていた 取り残された形 色も音も何もなくて 沈む今日 沈まぬ鼓動 堕ちる影 噎せ返る味 空は無くて 足も着かない/嗚呼 消えていく 呑まれてく 藍を恨む 日が消える/もう二度と 届かない 海を見てた ただ見ていた/もう見えぬ あれがそう もう還らない光よ/最期の光 届け 届けよ濡つ光よ 懐う光はただ見えなくて 塞ぐ帳と幾千の陰 希えど沈む花が咲っていた 届けよ届け光よ 懐う光はもう見えなくて 塞ぐ帳と幾千の陰 もう芽吹くことない華が咲った 沈めよ沈めよ明日よ 懐う光は見たくなくって 降りた帳と幾千の雨 沈む 沈み消える華が咲った 届けよ枯れぬ光よ 懐う光はただ遠すぎて 塞ぐ帳と幾つ千の陰 希えど沈む華が咲った 届けよ届けよ届け 落ちる園の華よ