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虚無が広がるこの場所に、 一人取り残され戸惑う。 たとえ誰かに付き添えど、 心の孤独は消えずに。 果てしなく広がる景色、 その殆どに触れれずに、 全てを理解したくとも、 ジレンマに悩まされた。 虚空が広がる夜空で、 星々が健気に輝く。 たとえそれらが火の玉で、 意志を持たぬモノだとしても。 果てしなく広がる景色、 その殆どは無意味です。 誰が為には有らぬのです。 誰のモノでもなくて。 背負うべき意を持たぬなら、 それは無価値だと定まるか? 無価値は罪か? 無価値は悪か? 背負う程の価値はあるか? 上辺の取り繕いでも、 無意味な見て呉れだとしても、 弱者は縋るしかないのです。 価値にありつけるその日まで。