: 3201
: 88
ガラスの球がありました、 さて人はこれをどうしたでしょう? 影の落ちない人々は、 理性を探し歩く。 占い師はすぐそこに、 あなたを狙っている。 夜の光に砕け散った、 ガラスの向こうに。 マイクロ波が血流を阻害する、 精神の読み取らない処。 その水晶に映るモノだけを見る、 あなたは何も解らないまま。 悪人が殺されました、 人はこれをどう見つめるでしょう? 小さく喚く人々は、 行いを顧みず。 演説者は目の前で、 あなたを見つめている。 ただ無邪気に、ただ従順に、 騙され続けて。 三角波が鼓動を湾曲する、 間違いから操られている。 その膜に届くモノだけを信じる、 全て夢見の為す事です。 悪を指差す亡霊は、 正義を借りた機械で、 為すことすらない我々は、 大衆を名乗る。 マイクロ波が血流を阻害する、 精神の読み取らない処。 その水晶に映るモノだけを見る、 あなたは何も解らないまま。 水晶に映るモノに縋って、 何も得ることは出来ない。