さがさないで なつげしき ひろがるそら ぼくは きみにそういったんだ さめのこは うみをおよぎ いつのひも さがしまわった さんねん よねんと ひはたち からだも おおきくなったとき あのこを はまべでみかけて こころが ゆれうごきだした にくを くらい ふくのうえから ひきちぎる なつかしむことすらなく ほんのうがままに なみのいろに ゆがんだ あかをえがいた なみだのつぶ まぜあいながら おいしさをしった さめは いつのひも ひとをさがした きのうは ごじゅうにんたべて からだも おおきくなったとき あまりに よくばりすぎたか いがはれつし そらにちった なつのおわり ふりそそぐ ちしぶきのあめ いさんとともに とけていく こきょうのまちよ びるもとけて なにもかもがきえてくのさ きおくわすれた おろかな ほんのうが ゆえに