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私だけの凹みに、 ある時気付いて、 世の中の人々に、 睨まれて見えた。 表す言葉があるのならば、 帯化して、 剥離した、 花の様に、 何も出来ず儘、 命をただ。 私だけの凹みに、 意識を囚われ、 道を歩くことすら、 蔑む足音。 全てが自分の所為だと知り、 帯化して、 剥離した私。 此の世に夢は無いなら、 いっそ終わらせて仕舞おうと。 脆弱な自分を隠すように、 逃げては生きてた。 その蓋をそっと除けたならば、 見憎い私を知るでしょう。 脆弱な自分を隠すように、 逃げては生きてた。 その蓋をそっと除けたならば、 見憎い私を知るでしょう。