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夕暮れの帰り道 何となく山道を 通りながら帰ろう 日が沈む前には 山頂に着き一息していると それは居た 彼らは住む家もなく こう投げかけてきた あなたの家に住ませて下さい 手伝えることは何でもします なのでどうか住ませてください 僕たちには行き場が無いのです 時の流れは早く 誰かの仕業のように ある日突然起きた 変化した運命 彼らは嬉しそうな笑みを浮かべ 消えていた 僕は何故か悲しい気持ちより 幸せだった これで彼らは救われたのかな 出会い彼らは救われたのかな かつての自分に救われたのか あれで彼らは叶えられたのか まただこかで会えたら良いのにな 居なくなり少し寂しいけど 僕は彼らに会えて良かった この胸の中で思い出してた