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はいって、ようこそ ブリブリ お前さ、 しただろ、おしっこ 只止め処無く、 只脈を打つ。 塞いでも、 漏れ出した、 僕らの愛憎が。 再び動く、 揺れ動く君の事を見つめているだけでさ、 未だ続く。 ブリブリ ブリブリ ブリブリ ブリブリ ブリブリ 膨れた慈悲が今、 吐き出してる 甘い白い水、 口に含むこともできない儘で。 放されて行く、 ユラユラ振れる命と模した、 蜜だけが息を殺してる。 つまらないよね。 僕を殺す意味が、 未だ見つからないの? 言葉だけが泳いでいる。 只止め処無く、 只脈を打つ。 塞いでも、 漏れ出した、 僕らの愛憎が。 再び動く、 揺れ動く君の事を見つめているだけでさ、 未だ続く。 ブリブリ 擦れた世界とか、 余りに汚らわしく睨んで、 吐き出した嘘も許して くれるか? 覚束ないね。 薄暗くて、 寒い黄昏に、 さみしそうな音が響く。 陽炎の中。 もう終わる。 声も忘れていて、 腕も伸ばせなくて、 動けない夢の奥底。 只止め処無く、 只脈を打つ。 塞いでも、 漏れ出した、 僕らの愛憎が。 再び動く、 揺れ動く君の事を見つめているだけでさ、 もう終わる。 またどこかにいるなんて、 嘯くことすらもう出来なくて、 抱えた重みとかも、 隠していくだけ。 俯くあなたの顔も、 黝く染まりゆく夕暮れも、 彷徨い続けてる影も微笑んで。 只止め処無く、 只脈を打つ。 塞いでも、 漏れ出した、 僕らの愛憎が。 再び動く、 揺れ動く君の事を見つめているだけでさ、 もう終わる。 記憶だけ遺して… もう終わる。 ブリブリ しただろ、おしっこ なあ、本当の事言えよ 分かってるブリよ