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箒星が空に飛んで行った 瓶に映った望遠鏡 少し遠くでそれを眺める 私の実像 見得ず 割れ蕩け 棄てられて途へ拡がって 憾み妬んだ様に 私が呟き 只錆びて朽ちて行った 星くずの様な名の付かないモノ 擬かしく白く貫ける 一時の魔法の様で 惚けた顔をしていた 翠風が原を跳んで行った 人を惑わ蜃気楼 少し近く手をのばしている 私の爪痕 もう足も溶けている様で 塵埃の様な憎まれ行くモノ 早足で黒く貫ける 鳴り止まない時計の針の様で 直ぐに捨てた
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箒星が空に飛んで行った 瓶に映った望遠鏡 少し遠くでそれを眺める 私の実像 見得ず 割れ蕩け 棄てられて途へ拡がって 憾み妬んだ様に 私が呟き 只錆びて朽ちて行った 星くずの様な名の付かないモノ 擬かしく白く貫ける 一時の魔法の様で 惚けた顔をしていた 翠風が原を跳んで行った 人を惑わ蜃気楼 少し近く手をのばしている 私の爪痕 もう足も溶けている様で 塵埃の様な憎まれ行くモノ 早足で黒く貫ける 鳴り止まない時計の針の様で 直ぐに捨てた