mi_y_
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| 絡まった、 色を宥め、 俯く私の心。 降り頻る雨に圧し潰されて、 消し去って何を望む？ 無慮に吐き出された言葉達は、 茫然とした意識を嘲る。 滲んで消えた、 刺さる言葉も、 何時か忘れて仕舞うのでしょう。 散り行き失った其の記憶は、 反芻することもなく 癒えず。 とうに止んだ雨を憂いても、 記憶は途絶えぬ儘。 滲んで消えた、 (刺さる言葉も、) 茫然とした意識を嘲る。 無慮に吐き出された言葉達は、 全て失われた物でした。 |
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| 昏々とした意識を止めて、 蝋燭の明かりを消し去って、 錆び付いた音色で着飾ざって、 名を騙るばかりで。 今でも、 苦しいんだ。 惰弱に蝕まれて。 咲いた一輪の花ですら、 要らなくなったら捨てて、 置き去りにした空虚な過去は、 願えど戻らない。 雁行しても失って、 愛していた者は其処を去った。 何時か忘れて仕舞うのでしょう。 |