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堕落メロン | 212 | |
4247 | 帰り道 駅前 見つけたんだ いつも見ない 人 物 不思議なお店でした いつもなら 素通りで そのまま 家に帰るのに なんでか 一目惚れした メロンを 買いました 楽しみに 楽しみで きらり 夢を見る いつか いつかと ずっと待ってたのに メロンが 破裂した 落ちてきたのでしょう 甘い匂いで 眩みました 口を 噤んだままで 朝 起きて 急いで リビングに 行って 何も 変わらない メロンがいて 安心しました 今日も 大切に 大切に やがて 熟れ過ぎる 知らず 知らずに きっと 朽ち果てく メロンが 破裂した 落ちてきたのでしょう 甘い匂いで 眩みました 口を 噤んだままで メロンは 潰れてる 影も 形もなく 滑り落ちては 星が飛んで 冷たい 欠片になった メロンが 破裂した(真っ暗の 部屋の中) 落ちてきたのでしょう(次は壊れぬように) 甘い匂いで眩みました(思っていても無駄なのかも) 口をつぐんだままで(ぬるい身体を眺め) (ぢうずぬすとうとや さをろれす) (やなぬやばりにう) (くむぎをれう をれけにうやうおぜぬ) (みちのはすみての) |