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2970 | まちの はしから くもがたち かえりみちに あめがふる すいへいせんが つながって つちが くろくなり あしたが とおくなる ああ まちが ひかりだして こうさてんに さらわれる ふりかえると ひかりは きえていて ああ いのちも あとすこし ないだ そらから やみがおち まどガラスに かぜがふく ああ かまどで とじこめられた でんとうが 四じょうを よくてらす ああ かわが ひかりだして ほうろうしゃは さらわれる アスファルトから あしが とおざかり ああ いのちも あとすこし |
踏故町 | 170 | |
3224 | 二人で町に来て 知らない地で逸れてしまいました 夕日が地に落ちそうなので 急いで探しました 暗い路地裏に行きついて 湿った道を進みました 工事中なのか 看板が立っていて その奥へ行きました 躓いたので地面を見てみると 落ちていたのは 足でした 仕方がないので 探すのを 諦め路地へと戻りました カラスが集まって来たので 必死に進みました 仲のいい子に誘われて あの町に二人でやって来た 離れ離れになったので 急いで探しました 暗い路地裏に来てみると カラスが何かに集ってた 黄色と黒の看板の奥は 月明りで照らされていた 何か濡れた物が地面に落ちていて それはあの子の 足でした 仕方が無いので 来た道を 全てを横目に走りました 暗くなる通りの空には 月が光っていたんだ |