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2509 |
滴り爛れる幹の元に
手を引いた
手を引かれた
人に似た
着包みを装う
首を擡げれば
ケロイドの皮膚が剥がれてた
口に残る嘘の塊
息が止まる
失楽園の現でまた受けた
歪みは鼎に
まごつく風見鶏は浮名に
法を邈った
蝙蝠と螽斯
恭しさは陽炎
憔悴した別れを問う
撝く墓所の焔は
消えぬ儘燻ってた
交錯は永遠を告げた
徘徊者は放浪を続けてる
掲げた赤旗は飛ばされた
正気を失う
介錯の無い
・心骨処は解離し・
>人成らざるモノがいた<
骸を象った
・胡蝶の夢を見た・
>待ち盼んだ肋の子は祚に<
|足跡は崩れた|
腑は依然
・逸話すらをも・
|進路を見たあすなろ病は|
動き続けていたのだろうか
・媒介/想像したことを・
>羼う敞い横に<
|癒りを戯けた 不治の膠着だとした|
咎を餮った
・改めること勿れと・
>いつかの迎えを待つ<
|わらべうたの意味は|
(今生は未だ孤独を纏おう)
柘榴への鎹は
>不安を認めた<
|転寝の様に儚く|
(盅しさは何故か)
蘁夢に消えずして
・帰りの空が赤くなるまで・
|プロムナードには 西日が射した|
%術を持たぬ儘であるから%
棥を選んだ
・獏の帰りを纏う・
>声は届いてますか<
|午餐食んだカフェテリア|
(背を向け続けてた)
孿等が嗄れたとて
嗣がんとする哥は
聴こえてる
凹凸を均した
瘖と化さぬ
誓いは未だ胸に
全てGehhenaの所為です。 |