軽率短慮な所為です。
⬟[short] | 10 | |
148 | 先に見える道の、 門を越える足だまり、 障害になり得る事を切る、 意識を取られぬ様にと。 疎放に見立てた並べは、 孤独による判断で、 依然為すことは難しく、 容易く解けて消えた。 先に取り決めた、 衝動は未だ描きかけで、 拙い技術で事を為せど、 足場が崩れて落ちた。 依然為すことは難しく、 孤独による判断で、 疎放に見立てた並べは、 軽率短慮な所為です。 |
⬟⬟[short] | 10 | |
179 | 吹く風は無いと捉らえてた、 確証など有もせず、 落ちて行く路傍の人の影を、 いくつも見た。 滑らせて、 流罪を恐れ、 波に乗れず流れてく。 行方を晦ませた青い音の 足跡を探した、 見えないはずの形を捉えて、 思慮を盗むのです。 先が見えず儘、 足を進めて思い残すは、 軽率短慮な所為です。 吹く風は無いと捉らえてた、 |