全て瑕瑾の所為です。
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950 | ちぎれたノートの裏に、 意味が落ちていた、 濡れた眼がハコの中で、 謂れと真夏の夜に。 背く目に浮つく心臓が、 月影に私がいる。 塞げども、 陰る顔に影が落ちる、 標識の裏側です。 指が溶ける。 破れ濡れた紙切れに、 寝ぼけた眼で、 書き込んだ文字の意味は、 知らずに、 逃げ水を乞う。 指が溶けて標識の裏で、 墜ちた影は揺れていた。 塞げども、 月影に私はいるの? 全ては瑕瑾の所為で。 足が竦む。 |
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950 | ちぎれたノートの裏に、 意味が落ちていた、 濡れた眼がハコの中で、 謂れと真夏の夜に。 背く目に浮つく心臓が、 月影に私がいる。 塞げども、 陰る顔に影が落ちる、 標識の裏側です。 指が溶ける。 破れ濡れた紙切れに、 寝ぼけた眼で、 書き込んだ文字の意味は、 知らずに、 逃げ水を乞う。 指が溶けて標識の裏で、 墜ちた影は揺れていた。 塞げども、 月影に私はいるの? 全ては瑕瑾の所為で。 足が竦む。 |