全て彼方の所為です。
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有終の美は、嗤われました。 物が無い所には、影はささないものです。 嵩むマトマティクスに揺られ、爪を取られました。 信じた言葉さえ、嘘ならば。 弄ぶも、叩くも、焦すも、どうぞ。 応え、聞きとりました。 捻り枉げれば、風化していく。 泣き続けるのなら、声も出さないはずです。 淡くマテリアルが燻り、刃物で刺されました。 蔑む視線を、向けるのなら。 たぶらかすも、飛ばすも、埋まるも、どうぞ。 全て彼方の所為です。 全て???の所為です。 |
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新しき賽の誉れは、 泣き真似の仕事だが、 手繰りは後ろめたさで、真偽も分らず。 錘が傾く。 良きでした。 送付しました。 馬小屋が潰れていた。 朽草が、飛んでいました。 鼓動が、荒れました。 私は何方でしょうか? 忘れていてください。 迦旃延が、説いてきた。 鼓動が、消えました。 記憶はあるのでしょうか? 生きていてください。 匙投げはしない。 進みもしない。 全て彼方の所為です。 |