全て宇宙の所為でした。
| 思い〱 | 58 | |
| 1025 | 落ちた先を眺めていた、 唾を見ていたあの日の事を、 後を追いかけていた、 只、届かず。 震えた身体を捨てて、 町の影を佇んでいた。 無くした思い出すら、 幽かな鼓動でした。 触れた風向き、烏滸がましくて、 風に見向けた翅に仰向き、 虚空に見つめていた、 幽かな 思い出すらも、 孤独さに塗れた言訳も、 意味を失うのです。 道なき道を進んで、 影を追いかけ歩いていた。 先の方で見つけた、 静寂の意味でした。 擦れた記憶、自惚れていた。 最善を委ねたこの道で、 崇前下の記憶 思い出 忘れられなく。 尋ねた答えでは醜さも、 悉く消えるのです。 虚空に見つめていた、 幽かな 思い出すらも、 孤独さに塗れた言訳も、 意味を失うのです。 感情、 衰弱、 挫折、 剛体、 強欲、 羨望の眼差しに囚われて、 孤独さを自らで薄めていた。 離れ、 別れ、 散り散りになり、 絶えず、祟拝で紛らわす、 ？？？の所為です。 |
| 教祖 | 163 | |
| 2286 | 見失い 崩れて、 欠落した 余韻。 其の手を 暈したまま、 意を繋げる。 彷徨う不安定な関係を、 築き上げた 尚も今、 消える。 あなたに送る声は、 物寂しく 意を失って、 声は聞こえるも、行く宛を拒む。 彷徨う光すら、 孤独として、あなたとして。 声は聞こえるも、行く宛を拒む。 携える基地に滲み出る企図 趨勢の身に付き気づかされ囚われていく 街灯の眼に照らされては 嵌合と儘動かして 戻らず。 息の途絶えぬ身と、 己に酷く残る。 |