全て否定したから。
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錆びたブレーカーは、 照らす気も無く消るが、 斃れた彼岸花を辿る為、 脆い言葉と綱を握り立つ。 霞む存在に手を伸ばし、 赤い意味で落とされた。 差異は燻る程に、 意味を曲げ隠蔽を図るだけ。 影を追っても見えず、 同じ日々を繰り返す。 硝子玉が映す拒否反応は、 世迷言を隔てる雀躍で、 彼岸花 夢の跡の讖は、 滴り泣き続けた。 渇いたそれ以外は、 時の流れを忘れた。 這い寄る影法師は埋まるのに、 見送る日傘も離れたから。 割れたステンドグラスだけは、 汚れずに暮らした侭。 差異の無い心は 隙を刺されて、溺れて、 闇を除いて濁る 記憶は二度と蘇らないよ。 彼岸花 夢の跡の讖は、 世迷言を隔てる雀躍で、 硝子玉に映る理想郷は、 全て否定したから。 彼岸花 夢の跡の讖は、 世迷言を隔てる雀躍で、 硝子玉に映る理想郷は、 全て◆◆したから。 緒を振り返り、 諦めたのか。 |