全てアトリエの所為です。
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浮石沈木に踊らされて、 甕棺墓を掘り起こす、 予期せぬヒュブリスに首を捧ぐ、 ミメシスの集いです。 遊び狂い、 鏤骨を食んで、 ナメクジを溶かしました。 それは菱を集め、 悩乱の末路です、 身悶えして灯が点けば、 周章狼狽をする。 記憶を霞める浮遊粉塵が、 壊れた夜明けに雪を見る。 全てアトリエの所為です。 浮石沈木に踊らされて、 |
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凍えた身体を、 二分割した蟻の音、 毒見をする贋作が、 燭台を倒しました。 芍薬に生ず牡丹の目に、 捧ぐ命は犇めき、 薫り、腐り、どろどろになり、 賛美が響き渡った。 両肌を脱ぐ成れの果て、 書物に隠されていた。 侵食されている。 焦げ付いた心臓が堕ち、 悦びを感じながら、 死体を貪るのです。 没薬を真似る牡丹の絵に、 捧ぐ命は犇めき、 捻れ、羞じれ、泥沼となれ、 賛美が響き渡った。 目を醒ますのは後で良い、 全てアトリエの所為です。 |