全てまどろみの所為です。
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2006 | 鳥籠の中、 憎で満たされるのでしょう。 足掛かりが無い悲しみを、 噛み締めた。 黒塗りの鏡が、 あなたを惑わしている。 新たな視点から、 答えを見つけ出す。 何も知らないのに、 夢を追いかけ続けた。 囁いた言葉が滲む。 流れに身を任せて、 傾いてゆく街。 もう元には戻れないのでしょうか。 意味が消えた境界と 形骸化した意図の、 因果に囚われていたのは すみながし。 |
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1689 | 滴水成氷の枷、 忌々しく睨む。 善と悪の区別すら、 未だ、ついていなく。 昨非今是の秩序、 麗艶のまやかし。 尋ねたプレハブで窶れた キンセンカを見つめていた。 臍を噛み、 恨みを返し、 白昼夢に逃げていた。 広い海に映る 黄昏時の赤い空。 血の涙すら 流れない儘、 崩れて消え去り、 滲んだ。 何も為せぬ儘終わるのか、 忘れ去られてしまうのか、 まだ諦めていないから、 そこで待っててほしい。 |
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1417 | 穴の開いたバケツでは、 何も溜められず。 取り繕ったとしても、 徒骨折るだけ。 穴の開いた靴下では、 何も守れず。 シミュラクラ、 偽るが、 幾許ならず。 困窮に因り囚われた。 日を追うごとに口遊む。 貴方が求めていることは、 私には分からないモノで、 最善を尽くしたつもりだが、 私では力及ばずで。 私の美辞麗句は既に、 枯れた花のように拙陋で、 おやすみの言葉、滲んだ。 全てまどろみの所為です。 縺薙?菴懷刀縺ッ莠梧ャ。蜑オ菴懊↑繧薙囗縺」縺ヲ蠢倥丨縺ェ縺?〒縺上丨 |