元に戻れはしないのです。
↺ | 24 | |
501 | 四季の雨と、 影法師が笑った。 ひたむきに鏡を塞いだ、 底は不確かな弧。 いたずらに其の身投げ出すなら、 祈る意思すら消えていくの? また赤色に染まるのなら、 私は溶けていくの? 形無き詞と刃、 謂れ無き檻に閉じ込める。 凍てつく影を攫んでも、 元に戻れはしないのです。 |
界隈グローバルヘッダーの読み込み中...
↺ | 24 | |
501 | 四季の雨と、 影法師が笑った。 ひたむきに鏡を塞いだ、 底は不確かな弧。 いたずらに其の身投げ出すなら、 祈る意思すら消えていくの? また赤色に染まるのなら、 私は溶けていくの? 形無き詞と刃、 謂れ無き檻に閉じ込める。 凍てつく影を攫んでも、 元に戻れはしないのです。 |