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ある夏の出来事
逃げ水を追いかけてみたくて
暑さで揺らめいた
地面に映る空を追いかけた
噂で聞いただけ
逃げ水を追いかけた結末
肝心の内容
何だったか思い出せなくて
帰り道が
蜃気楼でぼやけ始めたら
不安になって
地面がドロリ融けはじめた
嫌になったので止まったよ
帰り道はとうに消えたけど
嫌になったから帰りましょう
暑さの香る方へと
友達の様子が/気が付いたときには
数日前からおかしいので/数日前に戻ってました
ある日 跡をつけてみたら/仕方なく歩くと
行き止まりで呆然としてたな/見知らぬ顔の人が笑ってた
あれは真夏の昼/暑さを取り戻す
何度目かの追跡のときで/数日後に逃げ水を見たら
友達は手を合わせると/追いかけたくなって
何かをブツブツと唱えだした/見知らぬ道に入り込んだよ
表情は消え/帰り道が
目が虚ろになってしまったので/ぼやけ始めるのは分かったが
腕を伸ばすと/帰る家が
煙となって居なくなった/在ったかどうかも覚えてない
嫌になったので止まったよ/嫌になったので止まったよ
友達は煙になったけど/帰り道はとうに消えたけど
嫌になったから帰りましょう/嫌になったから帰りましょう
涼しさの誘う方へ/暑さの香る方へと
/嫌になったので止まったよ
/帰り道はとうに消えたけど
/嫌になったから帰りましょう
/暑さの香る方へと
/嫌になったから帰りましょう
/嫌になっぎ繧オら繝りたい
/繝にぎ繧リ繝帰翫うたい
/繝九ぎ繧オ繝翫う |