ごらぱに
サンマはおよがない | 7 | |
167 | こちらのせかいでは さかながそらをおよぎ こわれたやけいがひかる サンマはおよがない てっとうがうみからたつ さびついたふねはながれている きのうはあすになり そらにやまがうく すたれたまちのこみちのなかで はながよるにめざめゆうれいはあざわらう れっしゃがどこかへときえる サンマはおよがない てっとうがうみからたつ さびついたふねはながれている きのうはあすになり そらにやまがうく すたれたまちのこみちのなかで サンマはおよがない てっとうがうみからたつ さびついたふねはながれている だれのせいなのかも まだわからないまま 視界が狭窄していくんだ |
星屑舞 | 7 | |
139 | 星屑の舞う夜空を眺めて溜息吐いた 星は遠くに輝き 手の届かない遠くに 嗚呼この世界の中で 星々の舞う夜空を 眺め続けられたなら 星屑の舞う夜空に輝く紅い光は 空を横切り飛んで行くまやかしの小惑星 星屑の舞う夜空を眺めるただそれさえも 遥か遠くの大地の 幾千年前の神秘 何時しか人々はその 宙の向こうの大地へ 夢を抱き始めた 星屑の舞う夜空へ飛び立ち夢を紡いで この暗く黒い世界で輝く希望の光 |