くいりり
揮発性 | ||
予言屋に狙われてる 「ひょうしん」が鎔けて肌となじみ 高架下その神経に 僕は似て非なるそれだけを見て/目を合わせてはいけません 廃棄処分された脳に 病気があるので手で掬うと それは絢爛華麗なる 指紋を解かして部屋を出ました 干からびそうな扇風機 中身が消えていきます 落ちてくる。ニゲバ・・亡い 指から光り出す臨海光が 夜がくる。ニゲバ・・亡い 貴方は何處へ行きました? 踏切であなたを待つ 蝕む痛みに歩きながら それは死んだ海月の様 脳が溶かされて流されていた 電源を入れるたびに 熱が身を侵し燃え始める 締め付けられる静脈に 止められない彼方からの呪いを/ここから逃げられません ここであなたは目が覚めた そっと右足を出した 落ちてくる。ニゲバ・・亡い 指から光り出す臨海光が 夜がくる。ニゲバ・・亡い 貴方は何處へ行きました? 満ちてゆく。デグチ・・亡い 餓死した鞄と踊る人形が 夜がくる。ニゲバ・・亡い 貴方は何處へ行きました? |