: 1968
「またね」と告げるのは、 明日を疑わないから。 無常な花は残酷で、 余有る悔いをくれる。 誰何されてもまだ、 答えを出せないのです。 憐れみの先には何も、 残らないのでしょう。 落ちる花びら 愚かさはいつか 向き合う時が来て 実を結ぶと そう信じて止まない徒花、 何も遺せずに散る、徒花。 不都合な音から、 逃げて隠れれば、 失う両目。 現実化せぬ理想と、 鏡の中では、警鐘が鳴り響いて。 知りたくない事を、 見たくもないモノを、 避けれはしない。 綺麗事だけでは生き延びられず、 いつか死ぬでしょう。 全て感情の所為です。