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携帯の裏、 腐食させてみて、 何もなかった中に、 山成が見えたので、 酷く濁った快晴を、 かき混ぜていたら流れた。 空を眺める、 あなたの瞳が、 鶯をそっと撫で下ろし、 此方に向けて指し示す。 来る来ぬと喚くフルートが、 無に還すから、 ただ長い曲を奏でてよ、 乾燥し塵になった。 湧き出ず、光らず、 何も得られずに、 割れたガラス片を、 搔き集めてみてたら、 自由を望む藍色が、 絡められて消え去る。 砕けた箱の、 蟲が溢れ出る、 古傷をそっと撫で下ろし、 此方を向いて投げつける。 孤独に嘆いた商人が、 息を飲み込む、 飾らない言葉を掛けてよ、 全て症状の所為です。 孤独に嘆いた商人が、 息を飲み込む、 飾らない言葉を掛けてよ、 全て██の所為です。 子供騙しが、 塞ぎこんだのか。