変わり果てた此の地で、 何か思い出せないかと、 沈み行く太陽が 語りかけてくれたけれど、 終わり行く此の地で、 耳を傾け目を向ける。 様々な証言が、 布から透けて見える。 文字盤の彼方には、 不吉な声が みんなあなただれかと言い、 指を指し笑うのか。 不屈の花で魅せよと、 棘はやがて還って来る。 官僚化した心地よさには、 即効性の毒があるのです。 聞きたいモノだけを聞き、 知りたい事だけを知り、 洗脳が解けたその時には、 死ぬでしょう。 全て真似事の所為です。 狂い果てた此の地で、 傘を開いてまた閉じる。 気が付いたら目の前から、 姿が消えていた。 後の無い此の地で、 戯言だけが増え続けて、 意味の無い言葉だけが、 こだましていたのか。 表には顔出さず、 裏で好き放題。 異常性に気付いたら、 そこにはいられないでしょう。 だれもが姿を消し、 残りは僅か。 赤に染まり、 暮方の後ろを、 振り返り笑うのか。 不屈の花で魅せよと、 棘はやがて還って来る。 官僚化した心地よさには、 即効性の毒があるのです。 聞きたいモノだけを聞き、 知りたい事だけを知り、 扉の向こう側から、 匂いを嗅ぎつけたのか。